Case13|晴山荘


外観

建築家から一言

「晴山荘」は、昭和44年に先代が蓼科高原に建てた別荘の名前です。
半世紀を経て建替えられた訳ですが、名前だけ生き残りました。
建替えに伴い解体された建物、実は坂倉準三氏の設計に依るものでした。
坂倉氏は、三大巨匠のひとり ル・コルビジェ の弟子で、モダニズム建築の巨匠です。
物凄いプレッシャーの中での設計になりましたが、お施主様が偶々私の設計したビバルデの丘の建売別荘をホームページでご覧になり、「クオーターパビリオン屋根(1/4方形屋根)」を気に入っておられましたので救われました。
お施主様のご夫婦は其々にコダワリがあり、その実現の為には時間も努力も惜しまれませんでした。
設計から完成までの約1年間、遠路にも関わらず数えきれないほど打合せを重ねましたし、様々なショールームにも足繁く通って頂きましたので、イメージの共有は完璧でした。
実際に、オーダーメイドで別に発注された家具は、私のイメージにもピッタリのものでした。
「晴山荘」の設計・監理を通して、私の目指すものは「施主の為だけの唯一無二の建築」であることを改めて認識させていただきました。


五味光一一級建築事務所
建築家 五味 光一

〒392-0012 長野県諏訪市四賀2801-2
Tel:0266-58-5351

テーマ 明るく風通しの良いコンパクトな山荘
所在地

長野県茅野市
八ヶ岳山麓「蓼科高原別荘地」

家族構成 ご夫婦
竣工 2013年7月
設計 五味光一一級建築士事務所
構造形式 木造2階建て

主な外部の仕上げ

主な内部の仕上げ