切符を語る

切符の事、語らしてください :::ico80:::

かつて集めた切符を見ていたら、切符の歴史をシミジミと思い起こしました・・

 

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                     この二枚の切符、いずれも入場券です。

          しかし、上は駅の窓口で購入した、厚手の紙の切符、これを「硬券」といいました。

          下は駅の券売機で購入した今でもおなじみの薄手の紙の切符、これを「軟券」といいました。

          当時の収集家の間では、同じ切符でも硬券でないとちょっと・・という感じでした。

          今では窓口で切符を購入しても機械で発行されてくるため、硬券はありません。

 

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          これも硬券なんですが、改札通過の際にあけられたハサミの形を見てください。

          上の上諏訪駅とは形が違いますよね。

          駅によってハサミの形が変えられていて、どこの駅で乗車したのかわかるようになっていたのです ❗

          改札で駅員さんがあけるこのハサミ、いつ頃か廃止されて、スタンプになりました。

          その後、改札は無人化されて自動改札に、切符も購入せずSuicaなどで電車に乗れる時代に・・

          いやあ、シミジミですねえ・・・

 

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                極めつけは、今となっては絶滅してしまったこの急行券 :::ico17:::

  急行列車って、かつてはどこにでも走っていました。

  中央本線にも「急行アルプス」という名列車がありましたね。

  それが、現在では日本中を探しても急行列車はたぶん札幌から青森を結ぶ夜行急行「はまなす」しかないのでは・・

  それも札幌まで新幹線が開業するのと同時に廃止される可能性が高いそうです :::ico32:::

  ところで、軽井沢駅のハサミの形、複雑だったんですねえ :::ico5:::                        小松 明