礼拝石

昨日は長野県知事選挙でした。

会社に投票を呼びかけるポスタ-が配布されてきたのですが、

”投票に行こう!” →この意味に使われている言葉が長野県の方言で表記されていたのです。

”もう投票行ったに” ”投票に行かず~” ”投票行くしない” ”投票行くじ”

わからん! さっぱりわからん

広い長野県 ”投票行くじ” こんな言い方をする場所があったのか・・

諏訪言葉で言うとしたら・・

”投票行くっちゅうもんずら” こんな感じですかね🤭

 

世界遺産法隆寺です

 

7月に奈良に行った時、やはりここははずせない・・朝一で行きました👍

”現存する世界最古の木造建築” =金堂と五重塔 美しいなあ💓

 

妻が ”あれは何?” と興味を持ちました。

金堂正面にある何やら石のようなもの・・

囲ってあり、木札が立っているのですが、劣化していて文字がわからない・・

ううん・・ さっぱりわからん!

不肖小松 良くも悪くも、見ず知らずの人に簡単に声をかけます。

近くにいたお寺の関係者の方をつかまえて質問してみました。

「ああ あれは礼拝石といって昔はあの場所から仏様を拝んだのですよ」

ほおう 今ではあたり前のように仏様の正面近くまで行って拝んでいますが、

かつては畏れ多いということで、この場所からでなければ拝めなかったそうなのですよ!!

いやあ ありがとうございます 聞いてみてよかった😉

そしたらこのお方が親切な方で、色々とご教授をしてくださったのです。

「せっかく来たんだからもう少し解説をしますと、あの柱 真ん中のあたりが少し太く

なっているでしょう これは飛鳥時代の建築物の特徴なのですよ」

 

そうそう 中学で修学旅行の時に、そんなことを勉強したなあ・・

金堂回廊の柱 特に右側の柱を見るとよくわかりますなあ

確かギリシア建築の「エンタシスの柱」と言ったか・・

後で調べたら「胴張の柱」というそうです。

 

「それからね 天井の梁が大きくカ-ブを描いているんですよ

これも飛鳥様式の特徴なんです。後で夢殿に行かれると思いますが、

あちらの回廊の梁と比べてみてください。

あちらは年代的に少し後なのでこういう特徴はもうないんですよ」

なるほどなるほど すごく勉強になりました

よおくお礼を言って夢殿に歩を進めます。

 

少し歩いて夢殿に来ました

ここもあまりにも有名ですね

しかし、夢殿よりも先ほど聞いた建築様式の変化が気になって仕方ありません。

 

いやあ 本当だ 曲がってないじゃん

夢殿の回廊の梁 真っすぐですよ

妻もいたく感嘆しておりましたが、

”このオッサンが誰にでも簡単に声をかける悪癖も、たまには役に立つなあ”

このように思っていたことでしょう・・

 

金堂のここの部分

後で知ったのですが ”卍字崩しの高欄” といって、これも飛鳥様式の一つとのこと

しかし古の人々は手の込んだものを作りましたよなあ🗿          小松 明