富士山と八ヶ岳

諏訪地域には ”厄投げ” という風習があります。

小正月の時期、その年に厄年の方が地域の神社などに集まり、お金やお菓子を投げて、

それを集まった子供達がひろうのです。

つまり、お金やお菓子を「厄」に見立てて、これを投げて厄を落とす・・

といったものでしょうか

全国各地でふつうに行われていると思っていたのですが、これは諏訪地域独特の風習だということを

だいぶ最近になって知りました :::ico80:::

ところが、この行事・・ ”争奪戦” がすごい 😯

人間の本性がムキ出しになるとでもいいましょうか・・ ”金くれ” ”こっちに投げて”

当然、密集は避けられない・・

そういうわけでこの御時世、今年は中止にするという地区が多いんですよ :::ico32:::

当社には今年数えで42歳になる「本厄」の社員が、なんと4人もいるんですよ :::ico17:::

そこで不肖小松 妙案を考えました 💡

おなじみK日も ”本厄組” の一人

”K日さん そちらの地区では厄投げしますか”

”今年は中止になりました”

”ほおう よろしかったら会社で厄投げしませんか 社員みんなで厄をひろいましょう”

”意味がわからない 何を言っているんですか”

”いやね 500円玉で42,000円ほど投げてくれれば、やさしい諸先輩方が喜んで

厄を引き受けてくれますよ”

”はああ お断りします 会社で厄投げをして厄を落とせるとは到底思えません”

何たる暴言 :::ico45:::  さらに・・

”どうしてもやれと言うなら、うまい棒を42本買ってきて差し上げますよ”

ば、ばかにしやがって :::ico45:::

 

山梨県の北杜市から佐久方面に向かう道を北上しました。

有り体に申し上げると ”小海線沿いの道”

途中で「八ヶ岳大橋」という橋を渡ります :::ico16:::

 

早朝だったのですが、富士山が見事 :::ico76:::

この角度から見ると、実に均整のとれた形ですなあ

そして「八ヶ岳大橋」ですから当然 :::ico95:::

 

八ヶ岳も間近に見えます

八ヶ岳は見る場所によってまったく違った山に見えるんですよ

諏訪地域の方におなじみの八ヶ岳は :::ico95:::

 

天狗岳から編笠山まで、扇のように広がるこの威容 :::ico75:::

それが山梨側から見ると ”どれがどの山だかわからん” くらい変わってしまいます

富士山と八ヶ岳といえば、諏訪地域の方にはおなじみの昔話がありますね

かつて八ヶ岳と富士山、どちらが高いのか白黒はっきりさせようということになりました。

お互いの頂上の間に樋を渡し、中間地点から神様が水を流した所、水は富士山に流れました

つまり八ヶ岳の方が高かったのです 😯

激怒した富士山は八ヶ岳にキック :::ico17:::

八ヶ岳はあえなく八つに分解されて、富士山より低くなってしまいました :::ico88:::

ざっとこんな話なのですが、本当は八ヶ岳が日本一高かったという

諏訪地域の先人の ”八ヶ岳愛” からできた話なのか・・

一方、ご存知のとおり山梨の方にとって、重要な ”戦場” は富士山

”富士山は山梨と静岡どちらのものか”

永遠に決着がつけられない(つけてはいけない)この論争です :::ico75:::

まっ この諏訪の昔話、山梨の方が聞けば ”あっ そうなんですか”

一笑に付されて終わりでしょう :::ico42:::

 

この山は間違いなく主峰「赤岳」

なぜなら頂上にわずかに小屋が見えます

赤岳の頂上には「赤岳頂上山荘」という小屋があるのです。

他に頂上に山小屋がある山は・・

北アルプスの北穂高岳頂上付近に「北穂高小屋」があったなあ・・

 

上の写真の左奥はたぶん「阿弥陀岳」 下の写真は・・

頂上に二つの岩搭・・「権現岳」ですね ❗

ところで冬の八ヶ岳といえば、何回かご紹介している ”八ヶ岳ブル一”

秋から冬にかけて八ヶ岳上空で見れる、濃い色の青空です :::ico7:::

いつもは原村付近から ”八ヶ岳ブル一” の写真を撮っていましたが、山梨側からはどうでしょう・・

 

おお コンパクトな山並みながら、”山梨八ヶ岳ブル一” いいですなあ :::ico54:::    小松 明