大八廻りの旅

世の中には ”物好き” と呼ばれる方が多いでしょうが、私も・・

休日の朝、電車で松本まで行くことになったのですが、

ふつうに行けば 上諏訪⇒松本 各駅停車で所要40分弱

時刻表を見ていて、上諏訪6:16発に乗ると松本到着6:53

んん? 岡谷から辰野へ南下し、そこから塩尻へ北上する、

若い方に行っても通じない ”塩嶺トンネルができる前のル-ト”

この時間帯、実に抜群のタイミンクでの乗り継ぎができるじゃないか🌟

このル-トはかつて ”大八廻り” なんて言われていました。

私も知らなかったのですが、中央本線が開通した明治の時代

諏訪から名古屋までのル-トを伊那谷経由にするか、木曽谷経由にするかで、

それはもう熾烈な戦いがあったようです。

結局、現在の中央西線=木曽谷経由に決定されたのですが、

面白くないのが飯田出身の国会議員、伊藤大八先生

”少しでも伊那谷に近づけるル-トにしろ” ということで、岡谷から塩尻まで直進せず、

いったん辰野に南下する、まあ ”迂回路” みたいなル-トが実現されたので、

この迂回路もどきル-トのことを ”大八廻り” と言ったそうです。

でも当時の技術では現在の塩嶺トンネルのような長いトンネルを掘るのは不可能であったので、

伊藤先生が言うまでもなく結局 ”辰野廻り” になったのでは、という解説もありました。

まあともかく昔懐かしい辰野廻りで松本まで行くことにしたのです。

 

早朝の上諏訪駅 閑散としています・・

 

おっ 上諏訪駅構内に諏訪清陵高校書道部のみなさんの見事な書が!!

しかし、すみません

薄学な不肖小松

中心部の赤い文字がなんという漢字なのかわからないのです😢

「続」かなあ 文脈からすると「続」だと思うんだがなあ・・

 

この日の朝は朝焼けが実にきれいでして、八ヶ岳のシルエットがまた美しい💖

上諏訪を6:16に発車して、9分で岡谷に到着

 

12分の接続で、飯田線直通、天竜峡行に乗り換え

 

岡谷駅の ”ご当地駅名板”

これどこから撮ったのかなあ・・

中央道の高架橋がこんな感じに見えるのは、川岸方面のどこかの高台かなあ・・

 

岡谷駅のホ-ムに展示されているこの石

この石なんだったかなあ・・

昔は何か説明書のようなものが近くにあった気もするんだがなあ・・

 

岡谷を出てすぐに川岸に到着

川岸駅と言えば、今年駅舎を建て替えしたというニュ-スを新聞で見ました。

 

新しい駅舎 これかな??

 

辰野駅に到着

この列車は岡谷駅始発なんですが、岡谷から辰野まではJR東日本の管轄

辰野から先、飯田線に入るとJR東海の管轄なんです。

こういう会社をまたいで運行されている列車の場合、節目の駅で乗務員が交代するんですよ

松本から中央西線に入る列車も塩尻駅で乗務員が交代するんですが、

この列車も辰野駅で乗務員交代

岡谷から2駅だけの乗務ということなのですが、お世話になりました🙏

6分の接続で各駅停車松本行に乗り換え

 

これは辰野駅の ”ご当地駅名板” です

辰野といえばホタル

ううん・・ 知っている人が見ればホタルが乱舞している様子だとわかるのですが、

誠に失礼ながら最初見た時 ’駅名板に落書きされているのか” と思ってしまいました。

”じゃあどうすればいいんだ?” と言われると、ううん・・

これはこれですごい光景なんだよなあ・・         小松 明