居心地のよい空間

11月もバタバタと仕事をしていて、遅いアップとなりました。「忙中(ぼうちゅう)閑(かん)あり」でこのくらいの時間は作らないといけないと反省しきりです。

 

今月も少しライフスタイルの話です。

10月末の週末に急に個人の用事で妻と東京に行く機会がありました。それぞれ別行動だったので、用事を済ませた私は新宿のアクタス http://www.actus-interior.com/ へ。

今回は家具も見ましたが、歩き疲れて店舗内にあるカフェでお茶などしました。カフェの椅子などは店舗で売っている北欧家具なので、すごく居心地の良い空間です。私はおひとり様だったので窓際の席でおいしいアイスカフェオレをいただき、とても満足しました。窓の外はちょっとしたガーデンになっていて晴れた日は気持ちよさそうです。素敵な空間にいると気持ちが豊かになる感じがします。弊社のお客様にもこんな空間が提案できたらとつい仕事のことを考えてしまいました。

 ガーデンはこんな感じです。

 おしゃれなカフェです。

このライティングデスク 気に入りました。

 

そのあとは、新宿のジュンク堂書店新宿店 http://www.junkudo.co.jp/sinjuku.html に寄りました。ここは旧三越新宿店の中にある大型店舗で、建築関係の書籍も充実しているのでインテリアや住宅関係の書籍を立ち読み(椅子があるので皆座り読み)したり、最新刊を物色したりしてきました。6階から8階までの3フロアともすごい広さで圧巻です。

 

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すごいです。

 

近日松本市に進出するとの情報なので、是非立ち寄ってみたいと思います。

とても寒くなってきました。体調管理をして今月も仕事に邁進したいと思います。

5Sを心がけています

9月は残暑が続き暑い暑いと思っていましたが、ここにきて急に寒い日が続いています。

先日も東京のお客様と話をしていましたら、今週諏訪に来てみると秋ではなく初冬の感じがしますとお話をされていました。

今年の冬は早いのでしょうか?

弊社では、毎月1回本社の一斉清掃と、年4回のアダプトプログラムを実行しています。9月はたまたま、24日の土曜日に清掃とアダプトプログラムが重なりました。前月は仕事の都合で不参加でしたが、今月は参加することができました。

本社一斉清掃では、入り口と正面道路側の窓拭きを担当しました。正面側は大きなガラス面が多いので、スクイージーという道具を使います。布等で拭いた場合拭き残しが残ったり、繊維が残ったりしてあまりきれいになりません。皆さんも経験があるのではないでしょうか。

洗浄液で窓をぬらしスクイージーでふき取ると表面の汚れが取れ、とてもきれいになります、弊社の施工した住宅などの引き渡しには、プロにお願いしますがこのスクイージーを利用しています。ホームセンターなどでも売っていますので、チャレンジしてみてください。

こんな感じです。

拭き方の参考に

http://www.nkbe.net/what.html

23年 10月写真_small

玄関を担当しました。

元々は、総務部や業者さんにお願いしていましたが、会社の5Sの徹底をする中で月一回社員皆で一斉清掃をしています。会社のきれいさは現場の5Sにも繋がります、自分もすがすがしい気持ちになりました。

当日はアダプトにも久しぶりに参加し、汗を流しました。

HPにも載っていますが、最近は草が多く、ゴミ拾い&草刈りという感じとなっています。P23.09.24アダプト2_small

きれいになりました。

10月も元気にがんばりたいと思います。

新作花火大会が終わると夏も終わりですね・・

8月は暑い日が続きましたが15日の諏訪湖花火大会を過ぎたころから、だいぶ涼しくなりました。毎年9月3日の新作花火大会が終わると夏の終わりを感じます。皆様の夏の思い出は如何だったでしょうか?

今月は、工場新築工事の話題を

6月に着工したO社様第6工場が8月末に竣工し9月1日に引渡しをさせていただきました。ご縁がありまして、今年施工させていただいた第5工場に引き続いて第6工場も請け負わせて頂きました。お客様はライン増設を急いでいて6月26日から約2ヶ月の工期と忙しい現場でした。工作機械の搬入日に間に合いほっとしました。

この会社様は、精密部品を作っていますが特殊な部品の仕事で昼夜24時間稼動しています。精度を出すために温度や湿度の管理が厳しく、長野県は寒さが厳しいので冬の管理に気を使われるそうです。私たちも以前施工させていただいた工場の温度湿度管理で苦労した経験もありますので設計段階でよく検討し施工をさせていただきました。

今回は社長様の発案で省エネルギ?工場を目指し、太陽光発電も導入しました。南信地方は晴天率が高いので威力を発揮しそうです。

あとユニークなのは工場の外壁で、大きな絵を壁一面に描いています。社長様のご友人にお願いしているそうですが、各工場にテーマがあり遠くからでもよく見えます。私は絵柄が大変気に入り、社長様にご案内をしていただき、しっかり鑑賞させていただきました。ありがとうございました。

第6工場も現在絵柄を構想中とのこと。冬までに描かれるようですので楽しみにさせていただきます。

工場全景です。太陽光発電のパネルが見えます。 テーマは四季です。
鳥も巨大です。 栗は本物のようでした。遊び心一杯です。

おわりに 8月は諏訪湖花火大会、9月には新作花火大会と諏訪のビックイベントが開催されました。

特に8月15日は50万人近くが集まり、日本全国の人気花火大会ベスト3には必ず入る定番の大会となってきたと思います。

人気の理由を考えてみますと?

・山に囲まれているため音が反響して迫力がある。水上スターマインという、珍しい花火がある。

・ 打ち上げ花火の数が全国有数の多さ、これは協賛金が毎年一定額集まることによる。

(地元スポンサーは、景気に関係なく協賛し協力してくれる。)

・63回の歴史があり、認知度があり運営もスムーズで対応が良い。

ということで、マーケティング的に考えると

Q クオリティー 品質として考えると内容、量とも満足する水準。

P プライス  6000万円分の打ち上げ花火を場所によっては無料で観れる。これはお得。

S サービス 桟敷有料席・臨時トイレ・臨時駐車場・電車の増発なと゛しているが50万人には対応できず、すごく混雑する。

QPSがそろわなくても、クオリティーやプライスで抜き出ているため、成功していると考察しましたが皆様の意見はどうですか?

9月も健康に気をつけお客様に喜ばれる良い仕事をしたいと思います。

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新作花火を撮ってみました。  

 

築100年の古民家が生まれ変わりました

毎日暑い日が続き、弊社のような屋外の仕事には厳しい環境ですが、代人さんや協力業者の職人さんは、お客様のために良い仕事をしたいと思い皆がんばっています。私としてはうれしい限りです。私は営業やデスクワークが多いので屋内にいることが多いのですが、会社のフロアには応接以外にエアコンがないため昼間はやはり暑いです。今年は省エネを国全体で推進していますが、弊社は先駈けていたということでしょうか!?

さて、今月は築100年の古民家改修工事の最終報告をさせていただきたいと思います。

5月の連休には完成していましたが、7月末よりお施主様である伊藤様が別荘として利用するということで、区切りに私を呼んでいただきました。当日はお茶をいただき、会食を一緒にさせて頂きました。

今回お客様が本当に喜んでいただいたことがなによりうれしかったです。伊藤様がおっしゃるには「最初は解体も考えたけれど、渋崎建設と吉川設計士の提案が良くてだいぶ迷いました。完成してみてみごとな古民家に再生したのでおまかせして良かったと家族一同喜んでいます。」とお話しされていました。

伊藤様の古い家には家族の思い出が詰まっていて幼少時代のことは特に覚えておられるようです。伊藤様には家のことだけでなく東京に出て事業を興された経緯、ふるさとを大切に思っていること、事業をする要諦など色々なお話しを聞かせいただきました。

今回は、お客様、吉川設計士、弊社と皆が協力しあい良い仕事ができたと感謝したいと思います、尚伊藤様ご夫妻はたいへんたくさんの趣味をお持ちで、ご主人さんはゴルフ・登山を趣味にされていて高齢者登山のガイドなどもされているとのこと。又短歌の会を主催していて全国あちこち旅行をしながら短歌や句を詠まれるとのことでした。奥様は元体育会バトミントン部出身で、現在も大会等に参加されているとのこと。又茶道をたしなまれていて今回は炉を切ったり、水屋もつくられました。(この日お茶を振舞っていただきましたが、大変おいしかったです)

今後はこの古民家を利用され、豊かで楽しい人生を今後も過ごされることをご祈念申し上げます。

今回は、伊藤様ご夫妻には、多くのことを学ばせていただき勉強になりました。ありがとうございました。

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居間から座敷を望む 居間の様子(その1
居間の様子(その2) 竹垣のある庭と廊下
居間の様子(その2) 竹垣のある庭と廊下
外観全景 伊藤様の詠まれた短歌です。短歌集「やどぎり」より
P社長ブログ23.08-6
茶室と水屋  

 

安藤忠雄氏講演会に行ってきました。

6月は、梅雨入りで雨ばかりと思っていましたが、後半からは暑い日が続き夏のような日が続きました。6月のコラムはバタバタしているうちに6月末になってしまいましたので勝手にお休みして、7月からは又がんばりたいと思います。

6月11日土曜日に全国城下町シンポジウム 松本大会の記念講演会にて建築家 安藤忠雄氏の講演を聞くことができました。建築界の大物でもありますが私は常に挑戦してきたストイックな生き方に魅かれていたので、またとない機会となりました。
まつもと市民芸術館ホール(下諏訪町に幼少過ごした建築界の鬼才伊東豊雄氏が設計)にて13時30分開演なので前の席を取ろうと13時頃会場に入場しようとすると、なんとロビーで本人がサイン会をしているではありませんか。
しかも余り人が並ばす一人一人と雑談をしながら書いていましたので、すぐ著作を購入し並ぶこと10分、私の順番がまわってきました。本人の印象は小柄ではありましたが写真通り力強い目と全体の柔和さが印象的でした。私は著作のなかの「光と影」の話しの部分に大変感銘を受けましたと声をかけました。本人は「ありがとうと」少し照れくさい感じでしたが、名前や住所を聞いてくれてサインに名前や絵を入れてくれました。
うん、本当に幸運でした。

サイン会の様子です

印象的なホールの壁面

市民芸術館会場内の様子

さて、講演はサイン会が長引いたのか10分遅れで始まりました。
前半は自身の建築家としての有名な住吉の長屋のできるまでのエピソードやサントリーとライバルのアサヒビールの美術館を同時に請けて設計したエピソード、光の教会のエピソードなど肉声で聞かせてもらいました。
その中で、敷地がない、予算がない、施主の要求は過大という案件になると燃えてくる、何クソと思えば良いアイデアが出る。こんな条件では無理だと考えるようになったら、引退すると語ってくれました。建設に携わる身としては、まだまだ修行が足りないなあと思う言葉でした。
後半は、日本のこと今回の震災について想いを話してくれました。
世界で仕事をしていると、日本は崖っぷちに立っていると常々思う。若い人に世界で仕事をするという教育をしていかないと、無くなってしまうのではないか!日本は外国に出ざるをえない。海外の仕事は自分の意見を持ち、しっかり主張をすることが基本、アジアから見た日本は最悪の状況に見えると。
80年代日本は経済一辺倒になり、文化的生活や家族・地域を犠牲にし、ひたすら親は働いた。ところが恵まれたはずの子供の世代になると、働かない、親の意見を聞かない若い人が大量に増えてしまった。これでは、世界では通用しない。
日本の建築は、品質、スケジュール管理では世界のトップの技術がある。これを伝承していけば、まだまだがんばれる。自分の職業をしっかりやり、精一杯努力するそうすれば全員に可能性がある。
又地方へのアドバイスは、ふるさとに愛情を持ち、隙間をぬって可能性にかけ、その場所に合ったものを造ることが大切。自分達の夢を持つことを教示頂きました。
最後に震災については、親を亡くした子供も大変多く、阪神淡路大震災から遺児育英資金の活動に注力していて、「桃・柿育英会東日本大震災遺児育英資金」を立ち上げ子供達を10年育て、世界で活躍できるひとを育てていきたいとその想いを語って頂きました。

今回の講演は、本当に良いお話しを聞けたと思いました、内容も濃かったのですが先生はやはり関西出身、苦しかった経験も漫才のネタのように話すので、しばし爆笑の渦でした。
今回は松本と近く、まつもと市民芸術館ホールもはじめて観させてもらい有意義な1日となりました。又サインされた本は大切に取っておきたいと思います。
来月はきちんとアップしたいと思います。今年の夏は暑いですかね?。

安藤氏著作 「住宅」

この絵は十字架でしょうか?